先々のこと、将来のことを準備しない「 双曲割引」という心理的行動とは?

8月もあと数日、
夏休みも終わり近くなって 遊び過ぎた事に気がついて
宿題がたまって困ったことを経験したことありませんか?

これって「双曲割引」なのかもしれません。
行動経済学上の概念で、
「遠い将来なら待てるが、近い将来は待てない」という
人間の非合理的行動のこと、だそうです。

人生100年の今の長寿社会においては
自分自身の「双曲割引」を特に自覚しながら
行動することが大切です。

この「双曲割引」
ちょっと難しい言葉のように思えますが…

例えば
「1年後に痩せてる自分になる」というダイエット願望よりも、
「目の前のケーキ」を美味しく食べたいというの誘惑に負けてしまう、
1年後のローンの負担より 今のキャッシングの買い物購入を幸せだと感じる、
そういうことらしいです。
これは人の弱さではなく、動物の基本的性質として捉えられているそうです!

横軸に時間をとった場合、その効用をグラフにすると、近い将来が大きく影響し、
時間経過に従って傾きが寝てくるような、
双曲線状になることから「双曲割引」と呼ばれているそうです。

人は目先の欲求に屈して将来の計画をおろそかにする「双曲割引」
(いわゆる先延ばし)の傾向があるため、
目標に対してセルフコントロールが必要なのです。

これを自分自身が 自覚しているかしていないかで
長寿人生はかなり差がついてくると思いました。

私は いろいろなクライアントと打ち合わせしていると
目先の要求ばかりを優先する方が多いと思うことがあります。
先々のことは後でします、
できればもう少し経ったら考えます、
という方たちです。

住まいに関する工事というものは
急にできるものでもないし
お金も気力も体力も必要です。
だから 先々も考えて
今やっておいた方が良いことは何なのかを一緒に考えながら
合理性も共有したいと思っています。
何回も工事をしてよいと思っている方は また別なのですがね…^^

先々のことや将来の不安を
きちんと考えない、考えたくない、
そして 先延ばしにする、
そうすると
人生の向かう方向を失なったり、
遠回りすることもあります。
それが いいとか悪いとかではありません。

慌てることはないけれど
人生100年の今の長寿社会においては
自分自身の「双曲割引」を
特に自覚しながら行動していたいですね。

 

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