子どもは 育った環境で その後の人生が 決まる!『女を修理する男』から考える!

『女を修理する男』

なんと変わったタイトルか、と思いながらも
何も知らずに たまたま借りて見たDVDでした。

しかし それは大変な作品であったのです。

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性暴力にあった女性や少女たちののために
命がけの治療をした医師の
ドキュメンタリー映画だったのです。

この映画の主人公の男性こそが、
今年、2018年10月5日に ノーベル平和賞を受賞したコンゴ人、
婦人科医師、デム.ムクウェゲ医師だったのです。

映画だけでは 彼の功績とその真実は とても表せません。

内容は 女性や少女たちの悲惨な状況や
不安定な無法国家の治安問題が
メインに描いてあるものでした。

しかし  私が一番気になった事は
この実話で 犯罪を起こしている男たちの ほとんどが10代で
まだ幼い顔を持った青年だったことです。

彼等は 斧を持って人を殺したり
レイプする事に なんの違和感も感じていない。
それどころか 英雄の様にさえ思っているのです。
何が悪いのかも 分かっていないのです。

信じられない事ですが、
今でも 世界ではこのような事が
いろいろな国、地域で起こっているのが現実だという事です。

なぜ この幼い男たちが犯罪者になってしまうのか!

これこそが 「洗脳」なのです。
大人により間違った考え方を植え付けられてしまった「洗脳」 は
本当に恐ろしいことだと思います。

これは 子どもは 育て方次第で
犯罪者にしてしまう事もできるということなのです。

国の教育や親の考え方で
純粋な子どもの心は どうにでもなっていくということの表れなのです。
本当に人間が人間をつくるということは 恐ろしささえ感じます。

同じコンゴという国の中でも
ノーベル賞をもらった婦人科医師、デム.ムクウェゲ医師のように
社会問題を自らの命を懸けて戦うように育てられた人もいれば
斧をもって人を殺すことが英雄と思う青年に育てられた人もいるのです。

毎日の暮らしている生活環境が
子どもの人格形成に大きな影響を与えるということです。

日本にいると その違いに気付きにくいかもしれませんが
親それぞれの考え方が とても重要になります。
ですから 子どもの育つ環境は
その親の考え方の表れといっても過言ではありません。

これからの未来ある子ども達のために
いま 大人として、親として、 何かできるのでしょうか?

子どもをどういう環境で育てていくかを考えることは
子どもがどういう大人になって欲しいかを考えることからが
スタートなのです。

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