日本の中古住宅の市場が 最近やっと少しずつ変わってきましたね。
リフォームしながら大事に住んできた家を売却する場合
全く手付かずにしてきた家との価格的な違いはあって当たり前のはずです。
しかし日本の場合 戸建住宅の建物等は築年数だけで家の価値を決められ
主に土地の査定だけが売却価格の要因になってしまうことさえあります。
手直しして大事にしてきた家の価値が認められない状況なのです。
中古物件は表面的な見栄えだけでは分からないことがたくさんあります。
特に表面の見える部分だけではなく 見えない部分の配管などの状態が良いか悪いかは 購入する側にとっても とても大切なことになります。
弊社は 今までリフォームやリノベーションをたくさん手掛けてきましたが その家の工事履歴書をすべて保存しています。 約30年分です!
ものすごい書類とデータの保存量になりますが
過去の工事をしたお客様から再度連絡や相談を頂いた時には必要になるからです。
例えば 電球一つ切れても次はどんな電球を買ったらよいだろうかと相談を頂いたりします。
時代とともに電球も変わりますし より良いものを提案するためには 既存のものを再チェックする必要がでてきます。だから 弊社のためにずっと工事履歴を保存してきたのです。
でも 最近は この工事履歴があるかないかで中古住宅の価値が変わってきました。
お客様のためにも 弊社は工事履歴をとっておいて良かったと思うこの頃です。
自宅を売却するときに 工事履歴がない場合は 最近は ホームインスペクション(住宅診断)を受けて 自宅の価値を客観的に診断してもらう方法もありますが これは目視で表面的な判断だけになります。見えない部分はやっぱりわかりません。
人間も年老いてくれば 内臓も血管も衰えますが外からは見えません。
いくら表面的にお化粧をしても 内部までは若返りません。
家も同じことです。表面だけの外装や内装をきれいにしても
見えない部分がそのままではこれからの耐久性は不安です。
家の健康診断になる工事履歴はますます大切になり その必要性が認められてきました。
中古住宅を購入する人にとっても とても良いことだと思います。