私自身が歳を重ねると同時に
シニア世代のお客様からのリフォーム依頼が多くなってきた。
そして 最近は
部分改修や設備のリニューアルのような部分的リフォームだけではなく
間取りや建物の構造体の補強なども含めたリノベーションを多く手がける様になった。
いわゆる「シニア リノベーション」である。
「シニアリノベーション」は 住み慣れた家で これからの老後をどう暮らすかと考えたうえでの
最後の自分たちの住いづくりとなることが多い。
子育てが終わって ローンもほぼ返し終わった自宅で〜
さあ これからどう過ごすか?
築30年以上の今までの住まいに
今後20年以上住むとしたら、現状のままで大丈夫なのかと考えてみる。
定年後のこれまでの仕事中心の生活から 在宅中心の生活の場として
今のままの住まいは適しているのだろうか?
将来的に来るべき介護や介助がしやすい家に対応できるのかな?
例えば車椅子への対応などは問題ないのだろうか?
定年後は、住宅ローン、リフォームローン等は組めなくなるので
退職金等で手元資金に少し余裕が有る時に、真剣に考えておかないと、
将来的に子どもにも負担してもらわないと対応できなくなることもある。
そこで 住まいを老後の為に備えておこうとするのが
「シニアリノベーション」
お客様からのいろいろな相談を受ける様になって
シニアの困りごとやいろいろな生活をサポートしているうちに
弊社の「暮らしサポート」への要望も増えてきて~
お客様から将来の困りごとを学ばせてもらってきたような気がする。
そして 必要な時に必要なだけ、
暮らしサポートの提供を続けて 10年になった!
設計事務所なのに介護の手配まで得意になってきた。
前例のない建築設計事務所かもしれないけれど〜
私にとっては自然の成り行き!
今は最期まで自宅で幸せにくらしてほしいと考えて
在宅医療についても 私なりに学ぶようになった。
だから このような本も読んでいます (^^♪
「死に方は自分で選ぶ」